電子マネー「majica」を 金融サービスの インフラに

金融事業

マーケティング部

R.I.

2010年 新卒入社

CAREER PATH

キャリアパスの図表
  1. Q1 現在の仕事内容と入社後の
    キャリアパスについて

    2010年4月に新卒入社し、店舗で約12年勤務した後、2022年2月よりPPIHグループの金融部門に所属。現在は、自社電子マネー機能付きアプリ「majica」や自社クレジットカード「UCSカード」の利用促進業務に携わり、それらを活用して売上増加や企業ブランドの向上に努めています。

    「majica」の会員数は現在約1,600万人(※2025年1月時点)と多くのお客さまに利用いただいています。今は決済手段の多様化により、どこで買い物するにしてもキャッシュレスが当たり前の時代です。その中で「majica」、SNSでの広告宣伝や店舗販促など、PPIHらしいさまざまなツールを組み合わせ、お客さまがPPIHグループのお店で「得した」「また来たい」となるきっかけづくりの一環として日々マーケティング活動に従事しています。

  2. Q2 入社後の印象的なエピソード

    一番のチャレンジは、店舗から金融部門へのジョブチェンジです。店舗勤務時は家電のMD(マーチャンダイジング)業務に従事し、当時最も売上が高い店舗を任せてもらい、約20店舗の家電のMDを統括する業務も行いました。12年間続けていたMD業務もやりがいがありましたが、「このまま同じ業務を続けてどこまで自己成長できるのか」と、自分のキャリア形成に悩んでいた時に、社内報で「新たなことにチャレンジしませんか?」という記事を目にして、それが今の部署でした。私自身、金融の知識も経験も全くありませんでしたが、会社全体に大きな利益を生む可能性が高い新しい部署なのでチャンスがあるならぜひチャレンジしたいと思い、ジョブチェンジを申し出て、約2か月後に今の部署に異動しました。

    現在の部署では、「majica」の認知や価値向上のために、対お客さまだけでなく、PPIHで働く従業員に向けた施策も行っています。福利厚生の一環として、従業員が店舗で「majica」や「UCSカード」を利用すると通常よりポイントが多く付与されるのですが、新たに昨年4月から勤務実績に応じて計算された給与の一部を、「majica」へのチャージで受け取れるようになったんです。この施策が社内で評価され昇格できたことは、思い切って異動して良かったと思えた瞬間でした。

  3. Q3 PPIHの特徴である
    「権限委譲」を
    実感したエピソード

    私自身PPIHでさまざまな体験をしてきましたが、自分が権限委譲されたことより、自分が権限委譲したことの方が印象に残っています。そのひとつがMD時代に、メイト(パート・アルバイト)さんへ権限を委譲し、結果を残してくれたことです。「ドン・キホーテ」には全国の店舗を対象に商品の展開方法とその単品の販売数を競う「ビジュアル販売選手権」というものがあり、それを当時一緒に働いていたメイトさんに一任したことがあったんです。

    その方は、売れる商品を見つけて仕入れる販売力のセンスはずば抜けていたのですが、その商品の良さを広く知ってもらうような演出展開がやや不得手だったので、少し視点を変えて、いろいろな角度から考えてみるようアドバイスしました。どうすればお客さまがこの商品を手に取っていただけるのか、見せ方や表現方法、ポップの文字の1つ1つまで何回も話し合いを重ねました。

    そして見事、最優秀賞を獲得!この出来事で私自身も権限委譲していくことの大切さを学べ、賞をとったことでそのメイトさんも自信がつき、後輩たちへの指導も含め、今まで以上に積極的に仕事に取り組んでくれるようになりました。そうやって培ってきた技術やスキルを次の世代に受け継いでいくことで、業務内で好循環を生み出せたことが権限委譲の賜物ですね。

  4. Q4 仕事において
    大切にしている「価値観」

    「時を告げるのではなく、時計を作る」。これは有名なビジネス書で紹介されている概念のひとつです。店舗担当者になりたての頃、「何でもひとりで仕事をこなせる自分はすごい」と優越感に浸り、周りのことを気にも留めず働いていた時期がありました。当時の自分は、いかに効率よく業務量をこなすかしか考えていませんでした。ところがある一定の規模になると、業務量も限界を迎え、何もかも中途半端になってしまいました。

    その時に、当時の上長に言われた一言がこの「時を告げるのではなく、時計を作る」でした。何を成し遂げたかよりも、自分がいなくなった後のチーム・組織がどうなっているかが一番重要だということを教わりました。自分自身の成果やエゴよりも会社や組織そのものの価値を築いていくこと、組織についてのビジョンを考えていくことが大事であるということに気づかされた瞬間でした。それからは普段の何気ないコミュニケーションを重視し、いかに話しやすい環境を作れるかを念頭に置いて業務に取り組んでいます。

  5. Q5 PPIHを選んだ理由

    入社前は、正直「ドン・キホーテ」という名前を聞いたことがあるぐらいで、店舗に行った経験はほとんどありませんでした(笑)。ですが就職活動を始めて、いろいろな企業情報を集め同じ就活仲間から話を聞く中で、「面白そうな会社だ」と興味を持ち説明会に参加しました。会社説明会では、企業の沿革や事業内容の説明を受けたり、先輩社員の話を聞いたりすることが多かったのですが、その時の説明会に衝撃を受けました。今でも鮮明に覚えているのが、参加者5人ぐらいでグループを作り、机上のジオラマを使って「ドンキの売り場」を作るという企画が行われたことです。ジオラマではあるものの、売り場自体を作るという初めての経験をし、その難しさを知ったのと同時に、楽しさや奥深さを感じて、「この会社で働いたら面白そうなことができそう」と思い入社を決めました。

    入社後はまさかこんな飛躍的なスピードで会社が成長していくとは正直思っていませんでした。PPIHグループの一員として働けていることに誇りを感じながら、日々仕事に向き合っています。

  6. Q6 これからのキャリア目標

    今年中に「majica」を大幅にアップデートすることになっており、それに向けて積極的に利用促進活動を行っていく予定です。今「majica」は、PPIHグループの加盟店でしか利用できませんが、今後はグループ以外のさまざまな場所で使えるように計画しています。そして2027年6月期までに現在の2倍となる、majica会員数3,000万人を目指します。また、メディアを活用したアプローチや新たなアプリ施策を行い、若い世代に向けたPPIH金融サービスのインフラ整備を実施していきます。

    キャリアとしては、具体的にどこの役職に就きたいとか、 社長になりたいという目標は特にないですが、このPPIHグループという組織をどんどん大きくしていくために、裏側から支えていきたいという強い思いがあります。金融部門はまだまだほかの部署に比べると利益率が低い方ではありますが、お客さまのニーズをキャッチできるようなサービスを展開していけば、大きな伸びしろのある事業です。この金融部門のパイをどんどん広げていき、PPIHグループを支える基軸事業になり、会社に貢献すると同時に、社会へも貢献できる人財となるよう邁進していきたいと思っています。

MESSAGE

就活生へのメッセージ

たくさんの商品を安く売っている企業というイメージをお持ちの方が多いと思います。それはその通りですが、だからこそ、その内側で働くということは、それだけ多くの業務に携わることができ、やりがいを感じることができるはずです。

そして、その裏側で店舗を支えるのが間接部署の仕事です。
店舗の拡大だけでなく、金融も含めてさまざまなサービスを打ち出していく予定です。そのため多岐にわたる職種がこのPPIHグループには用意されています。
思い描いていたもの以上の経験ができると思うので、ぜひ皆さんと一緒に働ける日を心待ちにしております。

※人財…PPIHグループでは人は財産という考え方から、人「材」ではなく、人「財」と表記しています。
※役職名・職責・配属は取材当時の情報になります。

OTHER
INTERVIEW

Break the Rules

壊そう“イマ”を、創ろう“ミライ”で。