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Q1 現在の仕事内容と入社後の
キャリアパスについて2020年9月に中途入社し、ブランド売り場の担当・責任者など、都内の4店舗の「ドン・キホーテ」で経験を積み、現在は「キラキラドンキ」の店長をしています。数値管理からマネジメント業務まで、店舗運営全般を行っています。「キラキラドンキ」は、主にZ世代をターゲットにした新業態店舗のため、トレンドを意識した仕入や売り場作りに力を入れています。店長としてお店の利益を上げるのはもちろんのこと、現場の声に耳を傾けCS(顧客満足度)・ES(従業員満足度)の向上に努めています。
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Q2 入社後の印象的なエピソード
入社して8か月が経過した頃、新規事業の担当に選ばれたのですが、そこで苦い経験をしたことです。店舗でブランド売り場の担当をしながら、兼任でアパレルや服飾雑貨などの余剰在庫を販売する「オフプライス」の業務に抜擢されたのですが、アパレルの知識が乏しく、残念ながら戦力になれませんでした。その後、またブランド売り場担当の専任に戻りましたが、その時の心残りや悔しさが常にあって、また新規事業に携わりたいという気持ちがどんどん膨らんでいました。
そんな矢先、女性店長輩出に向けた研修プログラム「RISE!100」に誘われたんです。「RISE!100」は店長に必要な心構えや知識・スキルを学び、店長の女性比率を向上させるための施策の一環。店長になりたいとは全く思っていなかったのですが、新規事業での失敗の経験もあり、当時の上長からも「視野を広げる良い機会だからやってみたら?」と声をかけてもらい、参加を決めました。約半年間にわたって行われた研修で、知識を習得したり、現役女性店長との交流会に参加したりしたことで、自分の中の店長像を思い描くことができました。その後、現在の「キラキラドンキ」の店長の話がきて、改めて新規事業に関われるということで、今度こそチャンスを活かせるのではと思い、二つ返事でお受けしました。
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Q3 PPIHの特徴である
「権限委譲」を
実感したエピソード就職前のことですが、学生時代に「ドン・キホーテ」でアルバイトをしており、その時に香水売り場の担当者を任されました。単に品出しするだけではなく、お取引先企業さまとの商談・値段交渉から価格設定をし、仕入、陳列のレイアウト、演出などの売り場作りまですべてを行いました。学生ながらに、他社ではできない体験をさせてもらえたことで、これこそ「権限委譲」の賜物だと思いました。
また入社後、他店舗でブランド品売り場の担当者をしていた時も、複数の店舗で商品の演出と売上を競う選手権のリーダーに抜擢されました。この時も自分にできるか不安でしたが、成果を上げることができ、すごく自信に繋がりました。
20代のうちに店長を任され、店舗運営している今現在も、権限委譲を実感する毎日です。「キラキラドンキ」は、若者をターゲットにしているため、私を含め若手スタッフの感性や意見をダイレクトに反映した店舗運営を心がけています。今の店舗では担当制を採用せず、全ジャンルの仕入から売り場作りまでをスタッフ全員で行っています。その方がより多角的な視点が持て、刻一刻と変わるトレンドを敏感にキャッチし、店舗作りに反映できると思ったからです。そのためにYouTubeやTikTokなどを日々チェックし、若手スタッフと密にコミュニケーションをとって情報を共有し、最新のトレンドアイテムを取り揃えながらお客さまにご満足いただける店舗を目指し、日々精進しています。
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Q4 仕事において
大切にしている「価値観」一番大事にしていることは「成功体験」です。自分は幼少期から引っ込み思案で引きこもりがちな性格でした。しかし権限委譲の社風のもと色々なことにチャレンジし、成功体験を積むことで、自ら進んで手を上げられるようになりました。成功体験といっても大きいことではなく、私が仕入れた商品が売れたり、プレゼンで提案が通ったり、接客をしてお客さまに「ありがとう」と言っていただいたり、そういった日々の積み重ねが大事だと思っています。
勝手な持論ですが、昨今SNSが普及し、他人と自分を比較する機会が増え、自己肯定感が低くなってしまう方も少なくないと思います。自分もそのうちの一人で、常に自信がなく失敗したらどうしようなど、ネガティブな気持ちになることが多かったです。今も性格自体は変わっていませんが、成功体験を積んだことで、一歩前に出る勇気やチェレンジ精神が身についてきたと思っています。
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Q5 PPIHを選んだ理由
一度、新卒採用で広告代理店に入社したのですが、コロナ禍で仕事がストップして、思うように働くことができませんでした。そんな時に、「ドン・キホーテ」のアルバイト時代にお世話になった店長から、「PPIHで働かないか」とヘッドハンティングされたんです。アルバイト時代にたくさんの経験を積ませてもらい、PPIHの権限委譲の風土が忘れられずにいたので、今ならもっと貢献できるかもしれないと中途入社を決めました。
アルバイト時代から自由度の高い会社だとは思っていましたが、入社してからそれをより実感するようになりました。社歴が短いにもかかわらず、新規事業に抜擢されたり、さまざまな施策に携わらせてもらえたりと、若いうちから裁量を持ち活躍できるのはPPIHの大きな魅力だと思っています。
ただ最近感じているのは、自由には責任が伴うということ。自分の裁量とはいえ、ニーズに合った商品を適切に仕入れられるか、もしそれが売れなかったらどうするのか、当たり前のことですが、先のことまでしっかり考えて、日々業務にあたらなければなりません。会社の利益をどう生み出していくか……、それを考えることにプレッシャーを感じることもありますが、うまくいった時には大きな達成感を得られるため、日々やりがいを感じながら働くことができています。
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Q6 これからのキャリア目標
今20代で店長を任せてもらっているので、自分の成長が若い世代の希望にもなると思い、女性社員の憧れとなれるようにキャリアアップしていければと考えています。最近、私が参加した女性店長輩出に向けた研修プログラム「RISE!100」に、優秀な後輩をひとり推薦しました。チャレンジ精神旺盛でバイタリティがある部下なので、そういった志の高い若手たちの可能性を広げられるようなサポートもしていきたいです。
目下の目標としては、まず今の新規事業の店舗運営を軌道に乗せること。そして、その後は複数の店舗をまとめる支社長を目指し、さらに本部で今とは全く異なる仕事もしてみたいと考えています。社内にさまざまな部署があるので、正直どこも魅力的でどのポジションに配属されても、きっと楽しくやれると思っています。最終的には1つの課をまとめる課責任者になることを目標にしています。今後のキャリアアップのためにも、まずは今の現場で基盤をしっかり固めていくことが大事だと思っているので、日々の積み重ねを忘れずに努力し続けていきたいです。