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Q1 現在の仕事内容と入社後の
キャリアパスについて現在は「DON DON DONKI VILLAGE OF DONKI」の店舗に常駐し、グアム法人の営業兼マーケティング部のマネージャーとして働いています。グアムの店舗は昨年4月にオープンしたばかりで、まだまだ周知が進んでおらず、集客を増やしていくことが今のミッションです。
2023年8月に新卒入社し、海外事業バックオフィスサポート部にて海外事業における基本的な間接業務に携わり、2024年1月に正式にストアオペレーションセクションのマネージャーとして、グアムに出向しました。そこからいろいろな業務を任され、オープン前のフロアオペレーションに始まり、今ではグアム全体のマーケティングを担っています。現在のお客さまの90%以上がローカルの方ですが、観光客の方にも来ていただけるようにさまざまな施策を展開しています。
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Q2 入社後の印象的なエピソード
入社3週間後にグアムへの出張が決まり、そのままグアムで働くことになったことです。海外で働くのが夢だったので、こんなにすぐに叶えられるとは思っておらず、驚いたと同時にワクワクしました。店舗の立ち上げメンバーとしてオープン前からグアムに住み、まずはレジ周りや倉庫、仕入方法など、フロアオペレーションのルール決めを任せてもらいました。その中でも一番大変だったのがレジ周りです。学生時代に「ドン・キホーテ」でアルバイトしていて、レジリーダーやインバウンド免税リーダーをしていたので、その時の経験を活かせば簡単にできるかなと思ったのですが、少し考えが甘かったようで……。
入金手続きからレシート表記や返品の仕方、レジ締めまで国によって全く異なるので、日本の方法は通用しませんでした。グアムにはグアムのルールがあり、オープンしたら現地の従業員にレジ打ちをお願いすることになるので、ベースとなる最初のルール作りには非常に苦労しました。グアムのさまざまなショップに赴き、レシートを集めてはそれに印字された表記を参考にしたり、返品手続きをどのようにしているのかを見て回ったりしました。最終的に現地の弁護士さんにリーガルチェックしてもらいながら、ローカライズしていくことが大きなチャレンジでした。現地の従業員と共にディスカッションを重ねていくことで、晴れて店舗を立ち上げることができました。
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Q3 PPIHの特徴である
「権限委譲」を
実感したエピソード海外店舗のフロアオペレーションのルールを決めることこそ、まさに権限委譲を実感したことでした。それだけでなく、アカウント周りや総務的なことなど、現地ではやることがたくさんあり、グアム法人内で物事をスピーディーに決めていかなければならず、選択の毎日でしたが、柔軟に対応できる力が身についてきました。
マーケティング業務にも従事し観光業にも携わることになってからは、集客アップのために各MD(マーチャンダイジング)と連携し販促施策の計画を日々練っています。たとえば現地のホテルへ商談に行き、チェックイン時にお客さまへクーポンを渡してもらったり、客室のテレビに「DON DON DONKI」の広告を流してもらったりと協力をお願いしました。また、現地のバス会社とも提携し、店舗に立ち寄れるシャトルバスも運行してもらっています。現在も上長とディスカッションを行い、新たな施策を考え改善を重ねています。
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Q4 仕事において
大切にしている「価値観」グアムの従業員の意思をしっかりと理解した上で自分の発言をすることです。アルバイト時代にインバウンド免税リーダーをしていた時から思っていたことですが、円滑にコミュニケーションを取るためには、何よりも対話が大事です。会話を重ね相互理解の上でコラボレーションし、ベストアンサーを導き出したいと考えています。
グアムに出向して1年が経ちましたが、まだまだ知らないことが山ほどあり、現地の従業員に日々学びを得ています。日本の会社ですが、立場に関係なくフラットに意見が言い合える環境を作ることで、分かち合うことができる。そうすればさまざまなアイデアが生まれ、より良い店舗作りができると考えています。
実際にグアムの従業員から「グアムにはジェットスキーやドルフィンツアーなどローカルツアーがたくさんあるので、そこと連携するのはどうか?」という意見がでて、現在施策を進めています。自分の意見を押し付けず理解し合うことをモットーに、日々コミュニケーションを図っています。
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Q5 PPIHを選んだ理由
高校生の時にメキシコ留学を経験し、アメリカの大学の日本キャンパスに通っていたこともあり、英語が得意で、ずっと海外に住みたい気持ちを抱いていました。海外関係の仕事に就くために就職活動を行い、実際に海外の企業からも内定をもらっていました。
そんな折、内定獲得後もアルバイトを続けていた「ドン・キホーテ」でPPIH社長の吉田と話す機会があり、今後海外事業に力を入れていくことを聞いたのです。入社直後から海外事業に携わるのは無理だろうと思っていたら、「そんなのやってみないとわからないでしょ!」と言われ、「ドン・キホーテ」が大好きだったこともあり、PPIHの海外事業関連部署へ研修・インターンに行ったんです。そこでグアムのオープニングの話を聞いて海外事業に関われる可能性が高いと感じたので、内定を辞退しPPIHへの入社を決めました。入社後、実際にすぐにグアム出張が決まり、入社してから約5カ月後にはグアムに出向。こんなにとんとん拍子で夢が叶うとは思っていませんでした。
海外事業の部署にしか所属していないので、他の部署はわかりませんが、社内の雰囲気は多様性を容認し、働きやすい環境が整っていると感じています。また給与面含め、会社の手厚いサポートのおかげで、グアムでも安全に充実した生活を送ることができています。
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Q6 これからのキャリア目標
「DON DON DONKI VILLAGE OF DONKI」はさらに使い勝手の良い店舗を目指し、改装を予定しています。その中で私は空間演出を担当しており、店舗作りはもちろん、さまざまな施策の展開によって1年以内に集客・売上をアップ、2年以内にはグアム店の経営を安定させたいと考えています。
その後は新規国出店メンバーとして、今後のアメリカ事業の革新を進めていきたいです。グアムでの経験がきっと役に立つと思っているので、臆することなく現在進行形で多くの経験を積み重ねていきたいと考えています。そしていくつかの新規国出店を成功させた後、ゆくゆくは日本に戻り、PPIHの海外事業拡大のためにグローバルな人財確保に注力し、海外人財の採用や育成に貢献したいと考えています。