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- 海外生鮮部門
売場責任者
- N. S.2010年入社
「海外で働きたい」夢が実現!
先輩紹介
夢は『商品開発』と『海外で働く』こと
私は食べることがすごく好きだったので、食べて幸せになれる商品を作りたいと考えていました。その中で、『惣菜』にこだわっていたわけではありませんでしたが、メーカーが作ったものではなく全部一から自分の力で作りたいという夢があり、新卒で就職活動をしていた際、商品開発の仕事がしたいと思っていました。しかし、当時は何の経験も無い状態でしたので、まずは現場でお客さまと対面して働くという経験を積むため、まず3年は頑張ってみよう!とスーパーで惣菜売り場を担当する仕事に就きました。その後3年が経過して、今の職場で上を目指すのか、夢である商品開発の道を進むのか迷いながら転職活動を始めた際、ドン・キホーテに出会いました。当時のドン・キホーテは生鮮の新たな取り組みをしている真っ只中で、地産地消の食品を使った惣菜の開発を含めた、惣菜全般の仕事をやりませんかということで仕事を紹介され、面白そうだなと思い、また経験が無くても商品開発ができるということでドン・キホーテの入社を決めました。
入社後は新規事業である産直館(大和店)の立ち上げに携わりました。その後、直営惣菜を改装オープンする産直館(厚木店)に異動し、両店舗の惣菜を管轄していましたが、沖縄で生鮮立ち上げのスタッフ募集があり、やってみたいと思い異動しました。元々、海外に住んで働きたいというもうひとつの夢があったのですが、英語も話せず、まだ少し不安もあったので、海外に行く前にまずは沖縄で経験を積んで、自信をつけてから海外に挑んでみようと考えました。その後シンガポールの社内公募があり志願した結果、現在海外で働いています。
店舗と本部両方の視点から挑むプロジェクト
惣菜部門全般の、欲しい商品を見つけて商品開発をし、それを輸入するための物流を考え、企画するほか、人材育成や店舗運営、オペレーションや新店の立ち上げも計画したりと、日本で現場と本部がそれぞれやっている仕事の両方を担当しています。
苦労を上回るやりがいと周囲のやさしさ
人材育成においては、私は英語が話せないので言葉が通じず、意思疎通がすごく難しいです。しかし、日本人同士よりもお互いに相手が何を伝えたいのか、伝えようとしているのかを考えて読み取ろうとする気持ちがあるので、良い関係が築けていると思います。反面、文化が違うので当たり前とする常識も違うし、味覚も違う。商品がおいしそうだなと思うセンスや感覚、重視するポイントも違うのでその点は難しいなと思います。もちろんその違いがこの仕事の面白さでもあります。
海外で働くことが私の夢だったので、どんなに大変なことがあったとしても、自分のやりたいことをやらせてもらっているという強い気持ちがあります。また、自分を送り出してくれた人たちの助けがあったからこそ、今自分がここにいられるので、大変なときはそういう人たちのことを思い出して、ここでくじけたら皆をがっかりさせてしまう、と自身を奮い立たせています。それに地元の方は、言葉こそ通じないけれど皆さんすごく親切なので、そういったいろんな人の助けや、やさしさがあるからこそ頑張れます。
日本での経験がシンガポールに活かせた
前職ではお店の担当者の二番手という立ち位置でした。なので部門の担当をしたことも、バイヤーの経験も、名刺の交換、電話対応でさえしたことがありませんでした。ドン・キホーテに入社した当時仕事は見様見真似でやらなければなりませんでした。大変ではありましたが、逆に言えば、何でもやらせてもらえるし、やろうと思えば何でもできる、そういった経験が今に繋がっていると感じています。
また、沖縄の店舗は、同じ日本ではあったものの、全然考え方も文化も違っていて、味付けや見た目といった感性も違っていたので、そのときの経験もシンガポールですごく役立ったと感じています。
海外での失敗談・成功談
海外では失敗だらけです。自分たちも初めてでしたが、お取引先様も初めてで、物流を含めて商品のやり取り、値段、物流の感覚、ストックの量、管理というのは双方の常識・感覚が違い非常に大変です。これぐらい知ってるだろう、が通用しないので、商品1個探すのも、日本で探すのと海外で探してもらうのでは、時間がとてもかかります。最初は在庫が切れてしまうこともあったり、切らさないように在庫を多くしたら、今度は多すぎで賞味期限が切れてしまったりなんてこともありました。お取引先様の多くは、海外(日本の商品)を取り扱っている物流業者なので、話す言語は、日本語や英語です。メールや対話でのやり取りでは、通訳の方に入ってもらったり翻訳アプリなんかも活用しています。
一方で、開店当初、和菓子はほとんど導入していませんでしたが、餅の触感、小豆の味、きな粉の味、というのは海外の方も好きだろうなという感覚があったので、お餅やおはぎといった和菓子を売ったらどうかな?と思って導入したのは大成功でした。現地の方の反響が良くベストセラーになりました!
経験の有無が関わらず何でもやらせてもらえる
商品開発に取り組んだ時、沖縄の店舗でサータアンダキーを作りました。ローカルフードなので、元々美味しいお店がたくさんあり、そこに参入するのはすごく難しかったのですが、アルバイトさん達と協力して郷土料理などをいろいろ教えてもらいながら試行錯誤した結果、ドンキの名物商品にまでなりました。また、『ジャンボローストレッグのガーリック焼き』を開発して、沖縄の本州から離れた場所で作って販売していたんですが、それを本部の方が見つけてくれて、全国のドンキで販売してくれたことはすごく嬉しかったです!
経験の有無に関わらず、何でもやらせてもらえるところはこの会社のすごいところだと思います。同じ会社にいても、総菜やってたり、海外行ったり、惣菜以外でもクリスマスケーキ作ったり、普通のスーパーの惣菜で働いてたら絶対にできないことがドンキではできます。また、海外の方含めいろんな方が働いているので、いろんな方と出会え、いいところも悪いところも全部含めて自分の成長の糧になっていると思います。絶対他の会社ではこういった感覚は味わえないなと思います。
休日は食べ歩きや旅行でリフレッシュ!
美味しいものを食べるとストレス発散にもなるし、幸せにもなるので休みの日は食べ歩きをして過ごしています。シンガポール内で遊ぶこともありますが、旅行が好きなので、マレーシアやインドネシア、日本などに短期間で行くこともあります。
海外ならではのアットホームな雰囲気
毎日時間通りにやることがきっちり決まっている仕事とは違って、自分がこうしたいと思ったらそれを思うように実行できるので、やりたいことがある人にとって、海外はすごく楽しめる環境だと感じます。また、皆が初めてで分からないことだらけなので、決められた型というのがありません。成功は自分で導いていかないといけませんが、分からない事を聞くと助けてくれる人はいっぱいいるし、言葉が通じないからこそ余計助けてくれることもあり、現地の方々ととても穏やかな雰囲気の中で仕事をしています。
チャレンジできる環境だからまずは手を挙げて!
やりたいと思うことがあれば、何でもチャレンジさせてもらえる会社だと思うので、まずはやりたい事を見つけ、形にしたいことを口に出してみてください。きっと誰かがその夢を叶える道筋の手助けをしてくれると思うので、今目の前でできないことがあったとしても諦めずに頑張って欲しいです。また、海外で働くことに憧れは持ちつつも、英語が話せないから行きたくても行けないといった方がいれば、そんなことは考えずに、行きたいと思ったらまず行ってみてください。やる気があれば何でもできる会社だと思うので、それを恐れずチャレンジしてもらえればいいなと思います。
新たな夢を追い求めて
商品開発と海外で働くといった長年の夢が叶った状態ですので、もう一度振り出しに戻って自身の夢を探している最中です。その夢を見つけるために、失敗をしながらも、色々試してみて、少しでも多くの経験を積み、いろんな人に出会って、いろんな文化に触れ合っていきたいと思っています。その中で自分が何ができるのかをどんどん探して、自分にしかできないものを見つけて形にしたいというのが今後の夢です。
※職位・職責・配属は取材当時の情報になります。
※表記している役職名に関しては昇降格時点のものを使用しております。